AIEA大会でのJAFSAセッション

報告:AIEA2021 バーチャル年次大会(2021年2月)

**************************************************
《AIEA: Association of International Education Administrators》
2021 Virtual Annual Conference
~ February 15-17, 2021 ~

***************************************************



AIEA2021_AIEA会長 Dr.Cheryl Matherlyの開会挨拶

AIEA(エイ・アイ・イー・エイ)は1982年に創設された米国の国際教育交流団体です。
NAFSA、EAIE、APAIEとはカラーが異なり、高等教育機関の経営や教育方針に関する意思決定者が多くメンバーになっていることが特徴です。
公式サイトでも “The Association of International Education Administrators (AIEA) is the the only association specifically focused on international education leadership” とうたわれています。
JAFSAは2019年より、コーポレートメンバーとしてAIEAに会員登録しています。

AIEA年次大会は毎年ほぼ2月に米国ワシントンD.C.、サンフランシスコを始めとする米国各地で開催され、ブース展示ではなくセッション中心で形成されているのが特徴の大会です。JAFSAでは、日本の参加者増に合わせて2017年次大会(2017年2月)より、JAFSA理事大学を中心に構成したセッション発表で年次総会に参加しています。
AIEA年次大会でのセッションは高い質を求められるため審査が大変厳しく、応募しても通らないことがありますが、JAFSAセッションは5年連続で採用され、大会での発表を通し日本の高等教育のプレゼンスを高めることに貢献しています。

今年度の年次大会はCOVID-19感染拡大の影響により初のバーチャル形式での開催となりましたが、JAFSAセッションは下記の内容で開催し、日本の取り組みを共有できる良い機会となりました。


JAFSA Session


《発表日時》 2021年2月18日 日本時間 AM 2:15~3:00(EST 2月17日 PM12:15~1:00)
《発表者》
末松 和子 氏 (東北大学 総長特別補佐(国際交流担当)
        高度教養教育・学生支援機構 グローバルラーニングセンター副センター長・教授)
平井 達也 氏 (立命館アジア太平洋大学 教育開発・学修支援センター センター長・教授)
米澤 由香子氏 (東北大学 高度教養教育・学生支援機構 グローバルラーニングセンター・准教授)
秋庭 裕子 氏 (一橋大学 経営管理研究科・講師)

《タイトル》
“We can Still Make it Interactive:
Development of Online Intercultural Collaborative Learning Classes!


《発表概要》
COVID-19によるキャンパスの閉鎖に対応してオンラインで実装されたIntercultural collaborative learning(ICL)[異文化間共同学習クラス]についての概要を説明し、国際的教育者がオンラインICLクラス/アクティビティを作成および促進するのを支援するために設計されたICLワークショップの成功事例についても報告。「ニューノーマル」時代におけるコラボレーションのための持続可能な方法の提案。


オンライン発表の様子(AIEA2021)

JAFSAセッション発表者(AIEA2021)


JAFSAセッション発表資料



※↑上記発表資料のPWは、JAFSA会員の方に限り開示しております。
以下Googleフォームよりお申込みいただくとすぐにPWが表示されます。

    「PW開示申込フォーム」はコチラ


NIEAセッション (Hot Topics in International Education Session)


AIEA2021において NIEA(Network of International Education Associations/NAFSA,EAIE, APAIE等国際教育ネットワーク団体のネットワーク・JAFSAもNIEAメンバーの一員)でHot Topicのセッション(30分)が開催されることになり、JAFSAは会長校である上智大学によるプレゼンを行いました。その後JAFSAに続きFAUBAi(ブラジル)、EAIE(欧州)が登壇し、各地域における今後の国際高等教育における問題について発表。世界中からオンライン上で220名以上という参加者があり、日本のプレゼンスを示す絶好の機会となりました。

《発表日時》 2021年2月16日 日本時間 AM2:30~3:00(EST 2月15日 PM12:30-1:00)
《発表者》  杉村 美紀 氏: 上智大学 学術交流担当副学長、総合人間科学部 教育学科教授
《タイトル》 New Challenges of Japanese Higher Education in Turmoil of COVID-19
《参加者》 220名以上